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モノ(お芝居)を創る人Vol.8〜横内正さん〜


横内正。

こう言ったほうが早いだろうか、初代水戸黄門の格さん。

間も無く80歳に手が届くいわゆる高齢者でありながら

横内さんの芝居に対する情熱は高齢者とは微塵も感じさせない。

主催公演としてはこの数年間連続のリア王公演(三越劇場)にはじまり

今年はマクベスにもチャレンジした。

上演台本の制作。演出。出演と三役をこなし

ぼくがこの公演全てを見たところゲネプロ含め

一切の目立ったセリフ噛みや忘れなどは一切見られなかった。

80近い年齢で「シェークスピア」の膨大な台詞が全て頭に入っているのだ。

でも横内さんはきっとこう仰るでしょう。「これが僕の仕事だから」と。

確かに歌手に「歌が上手ですね」と言っているみたいで

本人はなんとも思って居ないのだろうが

僕に置き換えて見たらとてもじゃないがあの台詞量は覚えきれない。

覚えきれるはずがない。。

声量も、それに伴う迫力も他の若い俳優さんよりもずっと上回っていると感じる。

そんな横内さんの役者魂を近くで感じられて僕もまだまだだなっと本気で考えるのだった。

はたして80歳近くになって僕も同じように熱量のある仕事が出来るだろうか?

何歳になってもあの迫力のお芝居を見られることを期待して居ます。

尊敬する大先輩。

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