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回顧録。制作後記〜ジョージアミッション〜


先日このキャンペーンを担当した代理店の営業さんと昔話をしていて

再び思い出したので書いてみますね。

数年前の話になる。

あのヒットキャンペーン、ダウンタウンの「明日があるさ」プロモーション時から

コーヒーのジョージアというブランドのグラフィックを担当させていただきました。

全国規模で最終的には映画にもなった素晴らしいプロモーションキャンペーンだったのは

ご存知かと思います。

その後「明日があるさ」が終わり色々なプロモーション企画があったが

中でもこのキャンペーンが僕的には非常に思い出に残る代表的なキャンペーンになった。

キャストはご覧の通り渡哲也さん。そしてペイスーウーさん。

企画としてはエージェント役の「渡哲也」さんを軸に様々なことが起こるという企画でした。

我らグラフィック的には渡さんにどうしてもあの「西部警察」のサングラスを

かけていただきたかった。その思いが伝わりサングラス姿の撮影もご承諾いただき

しかも渡哲也さんが西部警察で使用したサングラスを

自らご持参いただける、ということでスタッフ一同舞い上がった。

スタジオ入りされた渡さん。

大物俳優さんだけにスタッフにも緊張が見られる。

撮影の概要を説明して白ホリに入っていただく。

立ち位置のそばに椅子を用意しシュートまではそちらで座っていただく。

そして露出チェックも終わり

「渡さん、そろそろお願いします。」とお声がけした。

するとスーツの内ポケットからおもむろにサングラスを取り出し

うつむいたような状態でサングラスをかけられた。

次の瞬間。

ゆっくりと顔を上げられた渡さんが完全に西部警察の大門さんに変身していたのだった。

全身に鳥肌を感じるくらい興奮したのは僕だけではなかったらしい。

スタジオにいたみんなから表現できない、悲鳴のような歓声と拍手が。

その後順調に撮影が進み、僕の夢のような2時間は終了。

常に我々にも気を使っていただいて、本当に感謝でした。

素敵なそして漢「渡哲也」さんでした。

ということでこのプロモーションは規模も想いも含め

弊社、特に僕の中では日本一のプロモーションとして記憶に残っている。

最近はお体の調子が悪いとの噂もありますが

ぜひ回復されてまた、漢「渡哲也」をぜひお見せくださいませ。

クライアント:日本コカ・コーラ株式会社/広告代理店 :株式会社電通 エグゼクティブクリエイティブ・ディレクター :川端淳一 クリエイティブ・ディレクター :佐藤義浩 CMプランナー :日下慶太/塚本祐介/栗田雅俊 クリエイティブ・プロデューサー :中尾綾子 制作会社 :パドル株式会社 ディレクター :江口カン カメラマン :許斐孝洋 照明 :高倉進 美術 :立松正美 スタント :シャドウ プロデューサー :柳原一太 プロダクション・マネージャー :澁澤優介/土井伸晃/谷岡吉朗 スタイリスト(渡哲也) :矢野悦子 スタイリスト(ペイスー・ウー) :柴本聖子 ヘアメイク(渡哲也) :森田京子 ヘアメイク(ペイスー・ウー) /アートディレクター:井上順雄(L&D,inc)デザイナー:L&D,inc カメラマン:末武和人(TAD)

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